みなさんこんにちは!
パーソナルジムX(KAKERU)代表の長澤です!

◯記事の著者
長澤翔太
資格:NESTA -PFT,NESTAゴルフコンディショニングスペシャリスト,
一般社団法人 日本ゴルフフィットネス認定トレーナー
実績:2022年神奈川県オープンボディビル選手権8位
はじめに

小麦は世界中で主食として親しまれており、パン、麺類、菓子などに幅広く利用されています。しかし、一方で小麦に含まれる成分や加工過程、使用量などが健康に与える影響については議論が続いています。ここでは、小麦摂取による主なデメリットと、リスク回避のためのポイントをご紹介します。
1. グルテンに対する敏感さとアレルギー
・セリアック病・グルテン過敏症
小麦に含まれるたんぱく質「グルテン」は、セリアック病やグルテン過敏症の原因となる場合があります。
- セリアック病の方は、小麦由来のグルテン摂取により小腸に炎症や吸収障害が起こるため、厳格なグルテンフリー食が必要です。
- また、グルテン過敏症と呼ばれる体質の方も、摂取後に腹痛、下痢、頭痛などの症状が出ることがあります。
・小麦アレルギー
まれではありますが、小麦に対するアレルギー反応が生じ、皮膚の発疹や呼吸困難など重篤な症状を引き起こすこともあります。
2. インスリン反応と血糖値の変動
小麦は特に精製された白い小麦製品の場合、血糖値を急激に上昇させやすい特性があります。
- 高GI(グリセミック・インデックス)値の食品として、インスリンの過剰分泌が引き起こされると、糖尿病リスクの上昇や、急激な血糖値の変動によるエネルギーの不安定さが生じる恐れがあります。
3. 炎症や腸内環境への影響
小麦は、以下のような観点から腸内環境や全身の炎症状態に関与する可能性があります。
・腸のバリア機能の低下
グルテンやそのほか小麦由来の成分が、腸壁の透過性を高め、リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)を引き起こすとする説もあります。これにより、体内に有害物質が侵入し、慢性的な炎症や免疫系の異常反応が起こる可能性があります。
・炎症の慢性化
一部の研究では、過剰な小麦摂取が炎症性マーカーを上昇させることが示唆されており、慢性炎症が引き起こす疾患リスク(心血管疾患、関節リウマチなど)への影響が懸念されています。
4. 栄養バランスと加工食品の影響
・加工度の高い小麦食品
近年の食生活では、栄養価が低い高精製な小麦製品が多く消費されています。
- これらは、食物繊維やビタミン、ミネラルが削ぎ落とされているため、栄養バランスの偏りを招く恐れがあります。
- また、添加物や保存料が多く含まれる場合は、健康への悪影響が懸念されることも。
・過剰なカロリー摂取への注意
小麦製品は手軽に摂取できる反面、カロリーが高い場合も多く、肥満や内臓脂肪の増加につながる可能性があります。
5. 過剰摂取による心身への総合的な負担
小麦製品を中心とする食生活が続くと、次のようなリスクが考えられます。
- エネルギー供給の急激な変動:血糖値の乱高下により、集中力の低下や倦怠感が表れることがある。
- 慢性的な炎症状態:腸内環境の乱れや全身の炎症が、長期的には免疫力の低下や生活習慣病のリスク増加に寄与する可能性がある。
小麦との上手な付き合い方

小麦自体が全ての人に悪影響を与えるわけではありません。適度な摂取と、以下のポイントを押さえることで、リスクの軽減を図ることができます。
- 全粒粉や発酵食品を選ぶ:精製されていない全粒粉のパンや、サワードウブレッドなどは、食物繊維や栄養素が豊富で血糖値の急上昇を抑える効果があります。
- バランスの良い食事を心がける:野菜や果物、たんぱく質と合わせて摂ることで、栄養素のバランスが整い、過剰なカロリー摂取を防ぎます。
- 体質や症状に合わせた見直し:もしグルテンや小麦に敏感な症状(腹痛、下痢、頭痛など)がある場合は、専門家に相談の上、グルテンフリー食を検討するのも一案です。
まとめ

小麦は、手軽で多くの料理に使われるため食生活の中で欠かせない存在ですが、過剰な摂取や加工度の高い製品の利用は、グルテンに対する敏感さ、血糖値の急上昇、慢性的な炎症、栄養バランスの乱れといったリスクを伴います。
小麦との付き合い方を賢く調整することで、その利便性を享受しながら健康リスクを最小限に抑えることが可能となります。
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